衛生管理・
害虫等防除サービス

ネズミ対策

すでにネズミが住み着いている所では、殺そ・捕そ施⼯を実施し、
完全に殺そ・捕そを⾏ってから防そ施⼯に移⾏します。
ネズミのいない状態を維持させるために保全施⼯を⾏っていきます。

主なネズミの種類

主な種類 生態・特徴 発生源 写真
クマネズミ ビルや住宅に多く見られます。
運動能力が高く、パイプやケーブルを伝って垂直移動を行います。
雑食性ですが、穀物やイモ類、種子など植物性の食物を好んで食します。
天井裏、飲食店など。
ドブネズミ 溝や下水など湿潤な環境を好んで生息しています。
クマネズミと比べて、泳ぎが得意で平面的に移動することが多いです。
雑食性ですが、動物性の食物を好んで食します。
下水や地下街など。
ハツカネズミ シャッターの隙間などから屋内へ侵入します。
クマネズミやドブネズミと比べて小型で、種子など植物性の食物を好んで食します。
草むらや畑など。

ネズミ防除の必要性

ネズミは食中毒の原因菌やウイルス、ノミなどの吸血性の昆虫に由来する感染症を媒介することがあります。
食品製造業などでは、エサを求めて厨房や食品庫などに侵入してくることがあり、保管している食品を齧る、食品に体毛や糞が混入するなどの被害が起きることがあります。
また、壁に穴を開けて屋内に侵入してきたり、配線を齧り火災の原因となったりします。

ネズミ防除施⼯の⼿順

  • 生息調査

    ネズミ防除施⼯を⾏うにあたり、予め⼗分な生息調査を⾏います。
    被害状況を調査し、問題のある箇所を明確にします。
    調査後の殺そ施⼯を短時間に終了させ、かつ、防そ施⼯をより完全なものにする上で非常に重要です。

    • 調査項目
      • ◯出没場所
      • ◯侵入口・侵入箇所
      • ◯営巣箇所・生息箇所
      • ◯被害物とその被害状況
      • ◯食料源とその状況
      • ◯建物周辺とその状況
  • 防除対策

    生息調査の結果をもとに、現場に応じた最適な方法で駆除・対策を行います。
    被害の再発防止や、製品への糞や体毛の混⼊防⽌に努めます。

    侵入経路の遮断(施工前) 侵入経路の遮断(施工後)
    • 環境改善

      侵入経路の遮断等に加え、環境設備の改善をご提案します。

    • モニタリング調査

      定期的に専用の粘着捕そシート等を用いた捕獲や目視調査を実施します。

    • 駆除対策

      生息や被害が確認された場合、通り道になる安い箇所に専用の粘着捕そシートや捕そ器を設置したり、通り道や生息箇所付近に殺そ剤を配置したりします。

  • 侵入経路の遮断(施工前) 侵入経路の遮断(施工後)
  • 保守管理

    定期的にネズミの⽣息状況をチェックし、常に侵⼊や発⽣を防⽌するための保守管理を⾏います。

    • 管理項目
      • ◯状況調査(糞・足跡の有無)
      • ◯捕そ資材等の点検(粘着捕そシート・捕そ器の点検)
      • ◯殺そ剤の点検
      • ◯環境点検整備
      • ◯目視・聴き取り調査