生息調査
飛翔昆虫の生息の有無、密度、種類、発生範囲の調査を行います。
弊社の行う防除施工は、安全・安心な衛生環境を維持することを目的とします。
飛翔昆虫は数mm~1cm程度の微小な種類が多く、商品への異物混入の原因となることがあります。
飛翔昆虫は、屋内で発生する種類(内部発生)と野外で発生し屋内へ飛来する種類(外部侵入)の2つに大別されます。
種類によって対策が異なるため、日常管理の中でどの種類の飛翔昆虫が生息しているのか把握しておく必要があります。
主な種類 | 生態・特徴 | 発生源 | 写真 |
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ノミバエ チョウバエ |
室内では高湿度で薄暗い場所に多く、洗面所や台所などの水回りで見られます。 | 【内部発生】 洗面所や台所など屋内の水回りに溜まった汚泥や有機物。 |
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キノコバエ | 光に誘引されるため、屋外で発生した成虫が屋内に侵入し、照明に群がることがあります。 | 【外部侵入】 腐葉土など湿気の多い土中。 昆虫の飼育マットや観葉植物の鉢植えからも発生します。 |
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ユスリカ | 光に誘引されるため、屋外で発生した成虫が屋内に侵入し、照明に群がることがあります。 | 【外部侵入】 河川や池、水田、雨水桝などの水域。 |
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飛翔昆虫の生息の有無、密度、種類、発生範囲の調査を行います。
ライトトラップによる捕獲状況、聞き取り調査、目視調査
調査によって得られた情報をもとに、飛翔昆虫の種類や施工場所に応じて次のような対策を行います。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)や環境設備の改善を提案
ライトトラップを用いた捕獲
【内部発生】
飛翔昆虫が発生する排水溝や床面の亀裂などへの薬剤処理など
【外部侵入】
薬剤処理及び隙間封鎖などの侵入防止対策など
定期的に飛翔昆虫の生息状況をチェックし、常に侵入・発生を防止するための保守管理を行います。
防除対策をもとに現場関係者とゴキブリの侵入・発生防止に向けた検討会を行います。